2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

手をモチーフに1

前回の素材研究を受け"自分の手"を利用し作画してみましょう。手の骨格や筋肉を意識する事が大切ですが今回は画面構成や(鉛筆の)絵肌の響き合いも重視して制作します。 画像の作品は制作中ながら大胆な構成が目を引きます。素材研究的な実験と長く取り組んで…

素材研究1

有色地デッサンで使用した鉛筆や木炭の粉でどんな表情が出せるか実験してみました。画用紙に対しいろいろな画材・用具で粉を擦り込んでみたり、ねり消しゴムの使い方にもひと工夫、マスキングテープなども駆使すると柔らかい調子からシャープなエッヂまで"粉…

有彩色の下地つづき

有彩色の下地を利用し身近な野菜を捉えてみました。生姜と玉ねぎ、どちらも地のトーンを生かし少ない手数で対象の持つ空間を捉えています。 真っ白な紙を持たなかった時代の画家はこの様に彩色した下地や紙そのものの色味を生かし対象に向き合っていました。…

有彩色の下地

モノトーンの下地を使ったデッサンに続き"有彩色を使った下地"を考えてみましょう。 この作品の場合、用意した褐色の下地が対象となるモチーフの光を受けた部分に相当します。よってそれより明るいハイライトの部分や暗い影の部分に筆が加わります。 この時 …

有色地デッサン5

有色の下地を使った描写は野菜ばかりに向いている訳でなく、この様な工業製品にも応用が効きます。ガラス部に色の着いた電球。 最初に用意した地のトーンとガラスの質感が上手く融合しキレの有る一枚となりました。東戸塚アートスクール 成人クラス 串

有色地デッサン4

野菜いろいろです。用意したモチーフそれぞれの光り方の差に注目し、三種の野菜の特徴(質感)を上手く捉えています。用意した下地に対し上下左右関係なくどんどん描いてるところも楽しいです。ミケランジェロの素描にもこのようなアプローチが見受けられます…

有色地デッサン3

少し慣れてきた様なので他にも野菜を用意しどんどん描きます。それぞれの野菜には異なった色合いや質感が有るので下地のトーンの生かし方も変わってきます。地の使い方の判断が上手くはまりアッという間にモチーフの空間が立ち現れるところが有色地デッサン…